息子を中学校の内申制度に、全力で従わせるのを辞めた日のこと。

そろそろ息子の受験する高校を決めなければいけない時期になりました。

いえ…

担任の先生にクラスで受験校が決まってないのは2人だけと言われたそうなので

世間の中3生はもう決めているんですよね(^^;)

 

北海道は国内でも特異なシステムで

内申点は中1、中2の3学期の成績を×2倍、

中3の3学期の成績を×3倍で換算します。

北海道以外の地域では中3の3学期の成績だけで内申が決定するらしいので

北海道だけ違うって変だし、将来的には絶対に変えてほしいシステムです。

だって、中1、中2の成績を使うってことは

後伸びを許さない、

中1からコツコツやってないと、中3になってから頑張ってもダメよ〜ってこと…。

何で?ಠ_ಠ

 

中学生の頃って一番成長に個人差がある時期で

それは体だけじゃなく、精神面も頭の発達も同じだと思うのです。

今の北海道の内申システムでは、個人の成長度合いを無視して

後から頑張る人を認めないことになります。

 

また、息子の学校の内申システムは更に変わっていて

定期テストの結果は50%しか評価対象にせず、

あとは授業の出席状況と、提出物の期限を守ったか、内容が良いか、

授業中に何回手を挙げたか、何回質問したか…

こういった授業態度全般に評価の50%ものウェイトを置いているのです。

これはこの近隣の3校くらいの特殊な事例だそうで

札幌市内の中学では一般的に

内申評価基準は定期テストが80%くらいを占めていると言うのですが…

それで受験の時に同じ基準で内申を使うのっておかしくない?!

全道で統一すべきじゃないの?

 

塾の先生のお話しでは

ウチの近隣は特に学力の差が激しくて、中間の子が少ないそうです。

親が熱心で塾や家庭教師、習い事をさせている家の子は学力も高く、

逆に全く何もやっていない子は学力が低い傾向にあって

それぞれの家庭の差が出ないような苦肉の策では?ということでしたが…

これって日本の子供の貧困問題にも関わってくる話しでしょうね〜(。-_-。)

 

それにしても…

私が 中学生だった頃から2001年までの内申制度では相対評価と言って

クラスの中で何人までしか5をつけちゃいけないとか変なことやってました。

それがおかしいとして、現在は絶対評価と呼ばれる

出来た子にはみんな良い成績をつけましょうという制度に変わりました。

それが、この学力を重視しない評価へと進化?したんですかね〜。

 

この基準でいくと、テストで点が取れなくても

授業中に手をたくさん挙げて質問したり、

提出物をびっしりと書き込んで出したりすると評価が上がります。

でも、息子は授業中に手は最低限しか挙げない、

提出物は期限までに出すものの内容が薄い、質問もしない、

と超消極的な子なので、

テストで頑張ってもなかなか評価はされにくいです…。

でも、なんか、中学生から「そんたく」の能力ばっかり磨かされて

先生受けの良い子になることが目標になってるみたいなこのシステム。

こんなんで、どこが個性を伸ばす教育なんだろう?

上司受けだけで出世しようとするタイプの

サラリーマン養成校かと言いたくなりますʕ⁎̯͡⁎ʔ༄

 

それに、学力の伴わない子に高い内申をつけちゃうと

他の中学からはある程度学力のある子が集まる高校に進学したら

入ってから大変じゃないのかな…。

だって、高校では提出物の内容とか、手を挙げた回数なんか

評価の基準にしてないんですから…。

 

息子も特別学力が高いわけではありませんが、

テストの結果の割にあまりにも成績が振るわなくて

中2の時に先生に質問したら

「提出物の内容を濃くしてあと3回は手を挙げてほしい、

それと質問の回数も増やしてほしい。」

と、お門違いのアドバイスばかりされたので(・・;)

息子には「もう、学校の評価なんて気にしなくていいよ。

でも、高校に行ったり大学に行ったり、将来やりたいことが出来た時に

それを選べるだけの学力が無いと後悔すると思うよ。

先生のためでも、親のためでもなく、自分のために勉強しなさい。」

と言うしかありませんでした。

いや…実を言うと中1の時は、息子が学校の評価が得られないことで泣きました。

泣いて息子を責めました。

「なんでみんながやってることが出来ないの?

どうしてちゃんと手を挙げて先生に質問したりしないの?

それさえちゃんとやっておけば成績は上がるシステムになってんだよ!」と…。

私に似て、ぼんやりしてるんだ…

こんなんじゃ主人に申し訳ない…

今思えば、息子に対する世間からの評価の方をすっかり重視してしまって

息子という人間の中身まで見れていなかったと思います。

まだまだ12歳や13歳の子の成長も待てずに

当時の息子には随分かわいそうなことをしたと今でも後悔しています(TT)

 

息子は口数の少ない子ですが

「ねえ、先生は理解してるかどうかでも成績つけるんでしょ。

だったら何回も質問に行くのって、理解出来てない証拠でしょ。」

「ここに実験の目標書けって言われたけど

なんでもう実験終わったのに今から目標書かなきゃいけないの?」

「分からない言葉を抜き出して意味を調べて書けって言われて

分からない言葉無いから書かなかったら何でダメなの?

そんなに分からない言葉がたくさんある方が

理解出来てないって事なんじゃないの?」

……………(ーー;)

確かに、確かに、確かに

息子の言う通りです。

分かっていても、パフォーマンスとしてやらなければ

成績が上がらないシステム…。

納得いかない息子の気持ち、よ〜く分かります。

 

息子は全然ぼんやりなんかしてない。

むしろ、矛盾を押し付けてくる先生や

それに対して素直に従っているみんなのことを冷静に見ていて

私に疑問を投げかけてきてるんだ。

学校でこんなこと誰にも言えないでしょうし…。

 

もう、息子の内申を気にするのはやめよう。

最終的に内申を重視しない私立高校という手もあるんだし、

内申のために、中2の子供に納得いかないパフォーマンスを強要する方が

息子の人格形成に良い影響を与えない。

そういう結論に至ったのが中2の途中です。

 

夫は、私以上に息子の内申の心配ばかりしていましたが

やはり同じ気持ちでいた様で

「内申のために納得出来ないことなんかしなくていい。

内申は結局他人からの評価でしかない。

でも、実力は自分自身の力になる。

結果なんてすぐに出なくたっていいんだ。

愚直に努力を続けて、最後は諦めなかった人が残るんだから

受験までまだ時間もあるし、とにかくコツコツ勉強を続けなさい。」

と息子に伝えました。

 

この頃、学力もやる気もイマイチでいた息子。

塾の先生からも、もう辞めてくれていいですとまで言われてしまっていた時。

息子自身も、成績が上がらないことを悩んでいた様で、

でも、学校のやり方にも合わせられなくて…。

夫が話し始めるとすぐにポロポロと泣き出し

その日から塾の自習室へほぼ毎日通う様になりました。

それまで、私達が息子を受け入れていなかったことに

どれだけ息子は苦しんでいたのでしょうか。

この日を境に、息子は家でも私達を避けなくなり

少しですが、明るくなりました。

 

息子が自習に通い出してもうすぐ11ヶ月が経ちます。

コツコツとよく続けて来たと思います。

その成果が出始めたのか

最近の学力テストでは安定的に点数も取れる様になってきました。

もし、第一希望の高校に受からなかったとしても

こうして頑張った経験は、将来息子を助けてくれる

大切な財産になると信じています(*´ω`*)