冬は空気の乾燥や暖房の使用などで火災が増える季節ですね。
先日も、札幌の中心街ススキノの飲食店ビルで朝火災がありましたが、
店舗内は夜間から無人で、
コンセントのショートが原因ではないかという話しです。
飲食店である火災の例としては
炭火焼のお店で閉店後、炭を消した上から濡れ布巾をかけて帰ったら
数時間後に、実は消えていなかった炭の熱で乾いてしまった布巾に引火したとか、
コンロ上のダクト清掃を全然していなくて
数年間溜まったダクト内の油にコンロの火が引火したとか、
コンロ周りの壁の内部が何年もの間に熱で炭化していてある日突然発火したとか、
揚げ物をしながらお客さんと話し込んでしまい、揚げ油にコンロの火が引火した、
などがある様です。
消火器の設置は義務化されていますが、置き場所が重要で
決して厨房内には置かない方が良いらしいです。
火災の発生場所は断然厨房が多いので
火災時に厨房の消火器を取りに行ける状態には無いことか多いので
お店や住宅でも、玄関など厨房から離れた場所で、
避難口に近い所がベストの置き場所らしいですね。
幸い、私自身は今まで火災にあったことはありませんが
あわや…ということは2回ほどありました。
いずれも自宅のトースターからの発火で
1回目は、パンを焼こうとして普通にトースターをセットして数秒後、
トースターの扉から炎がはみ出てビックリして
慌ててトースターの電源を切って、扉を開けて水をかけました。
これはトースターが古かったこともあって
ヒーターにこびりついていた油やパンくずなどに引火して炎が上がった様です。
燃えるものがすぐに燃え尽きたおかげで
炎も一瞬上がっただけで済んで本当に良かったです(*´Д`*)
次は、息子が市販のクッキーを温めようと
アルミホイルではなく、クッキングシートにクッキーを乗せて
トースターに入れてしまった時です。
キナ臭さに慌ててトースターを見ると、
トースター内にはすでにもうもうと炎が燃え盛っていました∑(゚Д゚)
慌てて水をかけようとトースターの扉を開けると
酸素が入ったことで炎は天井まで一気に燃え上がったのです((((;゚Д゚)))))))
火柱とはあのことですね…。
急いで水をかけても炎の勢いは収まらず「これは火事になる!」と思った時に
クッキングシートが燃え尽きた様で炎は急速に沈静化し、
また水をかけて無事に消火できました。
あの時、もし周りの物に引火していたら…
一気に燃え広がって火災になっていたと思います。
その後、息子と2人、しばらく震えが止まりませんでした(´༎ຶོρ༎ຶོ`)
ああいう時にとっさに消火器に手が伸びるかというと、正直、伸びませんでした(-_-)
まず、瞬間的には炎から目を離すのが怖くて現場から離れることが出来ません。
あれ以上燃え広がってきたら初めて消火器を使おうと思うのかもしれませんが…
その時にはもう炎の向こう側には到底行けないので、やっぱり消火器は
家や店舗の出入り口付近に置く方がいいかもしれませんね。
火は一瞬で炎となって燃え広がる、という話しは聞いたことがありますが
実際に一瞬過ぎて、かなり焦りました。
思わぬことが発火の原因になることもあるので
厨房内など火気のあるところの整理整頓や掃除、
消火器の置き場所確認には気を付けたい思っています(。-_-。)