今から20年以上も前のことだから言える、税務調査官の言いがかり調査の実態!今はこんな調査はしていないことを願ってます。

やっと年末調整も終わってホッとしたところですが…

税金と言えば、今から20年以上前に

両親のやっていた飲食店に税務調査が入った時のことを思い出します。

 

両親の飲食店は会社組織になっていたので顧問の会計事務所もついていて、

毎年真面目に税務申告していたのですが…。

ある日、会計事務所から、今度税務調査が入ると聞かされました。

調査は10年に1回くらいは入るので、またかという程度の気構えでいましたら

これが、とんでもない展開になってしまったのです(>_<)

 

調査官は2人で来て、全部で3日間かかりました。

その3日目のこと…。

突然、調査官達に

「私達が食べに来た日の伝票がありません。

よって、他にも売り上げを落としていると思われますので、

みなし課税で30万円の追徴課税をさせて頂きます。」

と言われたのです∑(゚Д゚)

2人で食べに来たのに伝票が無い…?

絶対にあり得ない話しです。

 

ウチの店では、お店にお客さんが来ると、

まず伝票を用意して、きちんと注文されたものを記載し、

最後に合計額を計算してお会計し、頂いたお金はレジを打って入金し、

営業が終わったら全部まとめて売り上げとして記帳していました。

 

伝票は連番になっていたので、どんなに忙しくても

伝票を丸ごとつけ忘れるということは絶対にあり得ません。

だって、伝票が無かったら

お客さんがお帰りの時にお会計自体出来ないので、

その場ですぐに気が付くはずですし、

連番になっているから、途中で伝票が無くなっていたら

番号も繋がらなくなるはずです。

さらに、小さな店だったので、1回でも来られたお客さんなら

顔に見覚えがあるはずなのに、この2人には一切見覚えがありません。

 

そう説明しても、調査官達は

「伝票を付けなければ済む話しですよね。」などと失礼な言いがかりをつけ、

絶対に2人で食べに来たと言って譲らず、

私達が「何月何日に来られました?領収書はありますか?」と聞いても

「日付は覚えていない。領収書も無い。」との返事。

「だったら、2人で来たという証拠も無いじゃないですか。」と言うと

「我々は組織で動いているので間違いありません。」という驚きの返事!!

 

税務署は組織だから証拠が無くても間違いないけど、

私達みたいな個人の店は証拠があって説明しても、

売り上げをいつも落として税逃れしてるんだろう、と

ハナから疑ってかかって全然信用しない…。

税務署の職員と飲食店経営者は社会的信用が違う。

要するにそう言いたいんですよね…。

差別や冤罪はこうやって作られていくのかと涙が出ました(;_;)

 

私達は真面目に商売もやって、真面目に税務申告もしていて、

間違っても売り上げを落としたりなんてしていませんでした。

その証拠が伝票の連番です。

これは、父が税務調査対策で採用した伝票で、

連番の伝票を使っていなかったら、疑われても証拠が無いからって、

わざわざ連番の伝票を注文して作ってもらっていたのです。

それなのに、伝票をつけないで

お客さんからお金だけもらって隠してるんだろうなんて…

私達にはそんな発想すらありませんでした。

そして、そんな薄汚いゲスな勘繰りで全くのでっち上げの言いがかりをつけ、

お前らは日頃から売り上げを落としている”だろう“から“みなし”課税?

これのどこが税務“調査”だ!

3日間も帳簿や通帳などさんざん調べ上げて、

私達に他に追徴出来るところが無かったからって

最後は言いがかりの”みなし“課税。

これがもし逆の立場で、食べてもいない人に

食べたと”みなし“て飲食代を請求したら認められるんですか?!

そんなことしたら、すぐに強要罪だ詐欺罪だと大騒ぎになりますよ!!

 

さっそく、顧問の会計事務所にこの件を連絡すると、

味方だと思っていた担当者はなぜか逆ギレして

「なぜ調査官達の言うことに従わないんですか!」と怒ってきました。

「だって、全くの言いがかりでみなし課税なんて言われたって

証拠が無いのは税務署の方ですよ?

なぜ、私達がやってもいない売り上げ隠しをでっち上げられて

払う必要も無い30万円を払わなきゃいけないんですか!?」と言うと、担当者は

調査官と電話を代わり、ああだこうだと相談していましたが、

結局、その日は「一旦帰ります。」と調査官達は帰って行きました。

 

その後、再度会計事務所の担当者に電話をすると、すぐに大先生に繋がれ、

「いやあ、大変でしたね。まあ、今回は払わなくていいですよ。」とのお返事。

あんなに粘ってしつこかったくせに、何で急に払わなくていいってことになる?

あの調査官達も本当に店に食べに来ていたんなら、

ここですんなり引き下がるのはおかしいんじゃないの?

 

結局、税務署と会計事務所は繋がっていて、

追徴で税金を払いそうなところを紹介していた様なのです。

私の父は気が弱く、何もごまかしていないのに

会計事務所や税務署の機嫌を損ねるのが怖くて

こういった理不尽な調査でもすぐに恐れ入り、

しなくてもいい納税をしていたらしいので、

会計事務所的には、税務署に紹介するにはいいお客さんだったのでしょう。

また、飲食店は売り上げを故意に落とす人が多い職種として

マークされているとのことでしたので、

調査官達も、ちょっとカマをかければ

他に落としている売り上げがバレては大変とすぐに納税すると思っていた様です。

 

この件で、ウチから追徴税を取れなかったことは

会計事務所的には税務署に対して、相当まずかった様で

担当者がキレたのもそういった事情だったのでしょう…。

 

しかし、店に来てもいないものを来たとウソをでっち上げて言い張って、

証拠も無いのにこんな言いがかりをつけるなんて、

国の機関がやることとして、あまりにもヒドイ話しだと思います。

 

私達は絶対に間違っていない自信があったのでつっぱね切れましたが、

戦前生まれで幼少時から軍隊教育を刷り込まれ、

戦時中も憲兵達からの理不尽な暴力を何度も受けていたという気の弱い父が

恐怖から国家に歯向かえず、理不尽でも言われるがままに支払って

穏便に済ませたいと考えてしまうのも分からなくはありません…。

そんな父につけ込む様な調査官達のやり方は、

今思い出しても本当に腹が立ちます。

 

あれから20年以上が経ち、飲食店も廃業し父も亡くなりました。

当時の調査官のお2人も、

年齢を考えると、もうとっくに退職されていることと思います。

こんな税務調査が行われていたなんて、

税務署の中でも知っている人もいないかもしれません。

 

今は、さすがにこんな言いがかりで課税なんてことはしていないと思いますが、

納税は国民の義務だと言うならば、

税務調査もきちんと正当性を持って

国民の尊厳を踏みにじること無く行って欲しいと切に願います。