私立中学か公立中学か?2人の子供を両方に通わせてみて思ったこと。

ウチの娘は中学から中高一貫の私立学校に通っています。

小学校は公立に行っていたのですが、

公文に2年生から通わせていたにもかかわらず勉強が不得意で、

さらに5年生くらいから友達関係のトラブルが絶えなくなってしまい、

同じクラスから半分近くが進学する

公立中学校への進学を辞めることにしたのです(*_*)

 

夫とも随分悩み、学校でのトラブルも

結局は勉強の出来ない自分への不満を

周りの子達にぶつけているのではないかと考え、

小学校までの勉強を総ざらい復習させてから

中学校へ進学させようと決めました。

もし、このまま公立中学校に行くことになっても

今のままの学力では、内申ランクが取れず、

確実に高校進学は厳しいものとなると思ったからです。

 

さっそく、公文だけでは足りない教科も勉強させるため

厳しくて評判の、夫も小学生の頃に通っていたという個人塾へ出向き、

娘が小6の夏期講習から、ついでに小5の息子も入塾させました。

 

最初は公文と両立させようと思ったのですが、

どうも公文はウチの2人には合っていなかった様で、

塾の先生に、

「とにかく早く、空欄に何か書いてしまえばいいだろう

という思考になってしまってて、

”理解する“という一番大切な部分が抜けてしまってる様ですね。

これは公文をやってる子には見られがちなことなんですがねぇ…。」と言われ、

結局4年間以上続けていた公文は2人共辞めさせました。

 

しかし、この時点ではまだ私立中学受験までは本気で考えていませんでした。

でも、嫌々夏期講習に通う娘がなかなか勉強する気になってくれず…。

夏期講習が終わった時点で、塾の先生からも

「弟さんの方は反応がいいですけど、お姉ちゃんはねぇ…。」と言われてしまい、

ここで、私立中学受験を目標にして、

改めてしっかり勉強させることにしたのです。

 

9月になって中学受験の意思を塾に伝えると、

「いや〜最初受験考えてませんっておっしゃってましたよね?

今からだと間に合うとは言い切れないし、

個別補修で別料金が発生することもあるかもしれません。

最終的には公立中学になるかもしれませんが…

それでも良ければお引き受けしますけど…。」と言われ、

夫婦で「ぜひ!よろしくお願いします!」と頭を下げました。

 

それから色々な中学の説明会に出向き、

幸い、娘が非常に気に入った学校が見つかりました。

とある学校の説明会の帰りに、校長先生直々に声を掛けて頂いたのです。

校長先生:「お勉強、頑張ってますか?」

娘:「勉強嫌い!だって全然分かんないんだもん!」

校長先生:「そう、お勉強嫌いなの(*´ω`*)

あのね、井戸って水が出るでしょう?

でも、うーんと深くまで掘らないと水は出ないの。

その、うーんと深く掘るという作業が勉強なんだよ。

それと、砂漠にも数年に1回花が咲くの知ってる?

それは、本当は最初から種があって

たまたま雨が降って水が与えられた時に花が咲くのね。

でも、種が無かったらいくら水をあげても

花は咲かないよね。

あなたも、お勉強して種をいっぱいまいてちょうだい。

いつか水が与えられた時、きっと綺麗な花がたくさん咲きますよ。」

………。゚(゚´Д`゚)゚。

親子で感動しました。

ぜひこんなお話を聞かせてくれる校長先生のいる学校に娘を通わせたい!

と強く思いました。

まだ12歳の娘にどこまで通じたかな…?と心配していたら、娘から

「あの学校に絶対入りたいから勉強頑張る!」

と言い出し、急にやる気を出してくれたのです!

その説明会で娘に声を掛けて下さった校長先生には

今でも感謝の気持ちでいっぱいです(*´ω`*)

それから娘は真面目に勉強に取り組み出し、

塾でも個別対応を別料金になること無く、何度もやって頂き、

無事に中学受験に合格することが出来ました。

 

今は通い始めて4年目。

幸いクラスの子達ともすぐに仲良くなり、

小学校までトラブル続きだった娘が、

学校のカリキュラムによって家族のありがたみを感じた様で

本当に素直に変わりました。

これは、親の私の態度にも問題があったと反省する機会になり、

小さな頃からお転婆で癇癪持ちの娘を

いつも頭ごなしに叱りつけていたのを完全に辞めて、

まずは娘の話を聞くことを心がけたことも大きかったと思います。

 

そして、あんなに勉強が嫌いだった娘が

今では英検準2級を取るまでになり、

今はさらに英検2級の試験に向けて猛勉強中です。

公立中学に通う息子の英語力とは雲泥の差なので、

これは学校のおかげであることは間違いありません。

 

そういう息子は、娘も行くはずだった公立中学校に通っています。

両校を比べれば、それは学費が高いだけあって

私立中学の方が断然教育内容は素晴らしいのですが、

他の問題も色々あって、

あれだけの学費を6年間、付属の大学までやれば10年間、

払い続けるほどの価値があるかと言えば…

娘には価値があったと思いますが…。

 

でも、息子が高校受験を通して色々学んでいる最中なのを見ると、

これはこれで十分価値のある経験だと思います。

その子に合っていれば、結局どこの学校でもいいわけで、

一概に私立の方がいいとも言い切れないものだと思います。

私立ならではの問題は本当に難しくて、

一番は経済的な余裕のある家庭のお子さんが多いため、

金銭感覚の違いや価値観の違いが激しいことです。

一緒になって遊んでいたら、いくらお金があっても足りないし、

子供の金銭感覚も狂ってしまいます。

他にも、様々な問題があり、

実際に学校を辞めてしまう人もたくさんいるのが現状…。

先生が公務員では無いことの、良さも難しさも感じますしね。

 

私立か公立か。

勉強に関しては、学校の差はかなり感じますが、

私立だからといって皆が勉強を頑張れるわけでもありませんし、

附属の大学の推薦も、誰でももらえるわけではありません。

ただ、私立は公立中学の様に内申制度が無いという点は非常に良く、

のびのびした学校生活が送れるのは間違いありません。

受験が無い分、勉強に力が入らずダレてしまうという難点はありますが…。

しかし、私立中学は非常に良かったのですが、

私立高校になると、急に大学の推薦を取らせようとして

内申制度的な評価をされることが増えました。

特に附属の大学への進学は強力にプッシュされ、

高1の時点である程度の進学人数をおさえてしまいたいのか、

志望大学を早く決めろとしつこく、それが面倒に感じるのも事実です。

 

一方、公立の中学は内申制度が最大のネックで、

これのせいで日々くだらない評価を気にして生きなければいけないし、

一度失敗したら挽回も難しいです。

私立中学の子達に比べて、みんなすごくおとなしい印象を受けたのも

この内申制度があるからだと思います。

教育も、全教科出来なければいけないという概念なので、

得意教科もどんどん得意じゃなくなって、

全て平均の、特に何か優れているわけでもない

つまらない子供を育てているな〜と感じます。

公立中学の利点は、入試が無く入れること、学費が安いこと、給食が出ること、

家から近いこと、くらいでしょうか…。

 

教育内容を考えると、ぜひ息子も私立に行かせたいと何度も考えました。

でも、やはり年子を中高一貫の私立にやるのは経済的にかなり大変です。

なので、結局公立中学に行かせるしかなかったので、

学校の教育にはあまり期待せず、

家庭で様々な体験をさせることで補おうと思いました。

スキー、水泳、釣り、ダイビング、サップボート、

インラインスケート、ロードバイクでのサイクリング、海外旅行…。

部活で忙しい合間を縫って、息子を色々と遊びに連れ出しました。

学校だけが全てじゃない、もっと視野を広く持って、

失敗してもやり直せるのが普通の世界なんだ、

自分の得意分野を見つけて伸ばすことが

全部そこそこ満遍なく出来ることより大事なんだ、

といったことをどうしても教えたかったのです。

 

今、息子は公立高校を第一志望に受験勉強しています。

息子は娘と違って、友達関係のトラブルも全く無いし、

勉強も小学校の頃から平均値。

それでも公立中学校の内申制度には本当に苦労しましたが、

これはこれで良かったと、今では思えます。

子供の進路も、もう子供自身が考える年齢になってきて、

親はお金を用意して、健康に気遣い、

暖かい家庭であることを心がけるだけになって来ました。

ここまで来るまで、本当に長かった…。

悩んで、泣いて、絶望して、子供を責めて、夫とケンカして…。

産まれた時は五体満足なだけで嬉しかったはずなのに、

いつの間に私はこんなに強欲になってたんだろう…。

今、娘も息子も学校に楽しく通えていて、勉強もそれなりに頑張ってて、

友達にも恵まれてて、性格も良くて健康です。

それなのに、もっとハイレベルな人間になるために

もっともっと勉強して頑張って!と強要しては

せっかく素直に育ってきた人格に影響を及ぼしてしまう…。

それに気付くのに大分かかりました(-_-;)

まず、私自身が全然ハイレベルでも何でも無いのに、

子供にだけそれを望むこと自体が間違っていたんですね。

 

最終的には、人生の最期に“幸せに生きれたな”と思える様な

生き方が出来ればいいんだと思います。

それには、ある程度の教養と経済力は必要ですが、

楽しみも幸せも犠牲にして、やみくもに経済力や社会的な地位を

追い求めては本末転倒になってしまいます。

子供達に幸せに生きてほしくて、あれこれ言いすぎたことを今は反省しています。

 

子供の学校選びは、子供の将来を左右するものであるとは思いますが、

まずは本人の意向を大切にして、本人が希望した方向に

一生懸命応援してあげることが一番なんじゃないかと思います。

小学生だとまだ意思もはっきりしていないので、

ついつい心配して色々無理強いしてしまいますが、

まずは、子供自身が自分に自信を持てる様な成功体験をたくさんさせて、

失敗してもまたチャレンジすればいいと

諦めないマインドを育てることが一番大事な気がします。

 

私もまだまだ子育て真っ最中で、これからも悩むことがたくさんあると思います。

でも、子供達の力を信じて任せて、

いつでも安心して帰って来れる場所になれる様に

努力していきたいと思っています。