生まれつきの重度の蓄膿症が、ある偶然のきっかけであっさり完治した私の体験談。

私は子供の頃、ひどい蓄膿症でした。

物心のついた幼稚園の頃には鼻がいつも詰まっているのが当たり前で、

それが小学校に上がる頃には更に重症化し、

いつも濃度のある黄緑色の鼻水が垂れているのが日常になっていました。

小学2年生の時は、その鼻水が汚いと男の子にいじめられ

泣いて更に鼻水が大量に出て、本当に嫌な思いをしました。

 

小学校近くの耳鼻科に行ったのは小学校1年生の時でした。

学校のプール学習の際に、耳に水が入り中耳炎になったのです。

病院で頭部のレントゲンを撮り、診察してもらいました。

その時お医者さんが言ったのが、

「中耳炎は重度の蓄膿症でプールに入ったことが原因で起きています。

鼻がいつも詰まっていることで口呼吸しか出来ていないのが原因で

口がいつも開いており、前歯も出っ歯になってしまっていますね。

これはかなり重症ですので、ある程度の時期で手術しなければ

治らないと思います。」でした…。

 

子供心に“手術”という言葉がショックでショックで…(´༎ຶོρ༎ຶོ`)

もう、この鼻水が治ることは無いんだとかなり落ち込みました(TT)

でも、まだ年齢が低いということですぐに手術はせず、

とりあえず2日に1回、鼻に水の出る器具を入れて洗浄する

「鼻洗浄」に通うことになりました。

 

この頃は子供が多い時代で、小学校に近い耳鼻科はいつも

玄関に靴の置き場も無いくらい大混雑していました。

それでも「鼻洗浄」をすると鼻がスッキリして気持ちいいのと、

何とか少しでも良くなってほしい思いから、

真面目に2日に1回の通院を続けました。

重度の蓄膿症だったため、「鼻洗浄」の効果も1時間くらいしか持たず

家に帰ってちょっとすればまた鼻詰まり。

病院でそれ以外の治療は何もしていなかったので、今思えば完全に対処療法で、

これで蓄膿症が良くなるわけでも無かったのですが

当時の私にはそれ以外どうしようも無かったのです。

実はこれと並行して、幼稚園の頃から両親は

私に漢方薬を飲ませたり、おでこにお灸をしたり、鼻にドクダミの葉を詰めたりと

独自の民間療法もかなり試してくれていました。

しかし、どれも全く効果は無く、

小学校のプール学習での中耳炎も何度も何度も繰り返していました( ; ; )

 

母は「大人になったら手術したらいいよ。

口の中から切って手術出来るらしいから、顔に跡も残らないって言うし、

それしかないんじゃない?」と言いました。

口の中から切るって…

嫌だ嫌だ!

しかも、「大人」って何歳?

私、このまま中学生や高校生になっても鼻水が垂れたままで、

またみんなにいじめられるの?

そんな青春嫌だ!

本当に悲しくなりました(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)

 

しかし、父は

「鼻水は鼻腔と言って、鼻の上の方の袋状の部分に溜まるんだ。

今、この鼻腔の形が鼻水の溜まりやすい形状になっているだけで、

成長と共に顔の形が変われば鼻腔の形も変わる。

そうしたら鼻水は溜まらなくなって、必ずあんたの蓄膿症は治るはずだ。

お父さんはそう信じてるよ。」

と言ってくれました。

これはその後も折に触れて言ってくれて、本当に心の支えになり、

小学校で男の子にいじめらても

「大人になったら治るもん!だってお父さんがそう言ったんだから

間違いないもん!」と、言い返すことが出来る様になりました。

 

しかし、耳鼻科の先生からは

「ここまで重症なのは珍しいので、多分成長しても

完全に治ることは無いと思いますよ…。」と言われてしまい、

また落ち込むこととなりました。

 

ところが、それほどひどかった私の蓄膿症が

あることがきっかけで小学3年生の夏に、あっさり全快したのです!

そのきっかけとは…。

 

小学3年生の夏に学校で登山遠足があり近所の山に登りました。

そして、その日の夜は疲れていたものの、母と弟と街に出掛けたのです。

しかし、途中から激しい腹痛に襲われ、近くの救急病院に搬送されました。

原因は虫垂炎、いわゆる「盲腸」でした。

そのまま緊急手術となり、1週間入院することになったのです。

 

そこで…

術後に毎日飲んだのが「化膿止め」の薬でした。

この「化膿止め」のおかげで鼻水はピタッと止まり、

生まれて初めて鼻詰まりの無いスッキリ生活が送れたのです!

これはとても嬉しかったのですが、病院の先生に聞くと

「ああ、確かに蓄膿症も膿だから

「化膿止め」の薬で止まったのかもしれないですね。

でも、「化膿止め」はもう退院したら飲まなくていいし、

ずっと飲んでちゃいけないものなんだよ。」と言われ、

「やっぱりな…。退院したらまた鼻詰まりで「鼻洗浄」に通うのか…。」

とガッカリしました。

 

ところが!

これが!

ここから二度と鼻詰まりは発生しなかったのです!

こんな偶然からの荒治療で

生まれつきの重度の蓄膿症が完治!

信じられない様な話しかもしれませんが事実です。

 

これ以降は、風邪を引いて鼻詰まりになる以外は

全く蓄膿症では無くなりました。

 

ただ、35歳くらいの頃、風邪から鼻詰まりがひどくなり、

例の濃度のある黄緑色の鼻水が大量に出る様になったことがありました。

頭も重く、これは嫌な予感…。

近所の内科にかかるとお医者さんから

「あなた、昔、蓄膿症じゃなかったですか?

こういったことがきっかけで再発することは結構あります。

多分、ここまでひどいと再発ですね。」と言われ大ショック!!

「じゃあ、風邪が治っても昔みたいに毎日鼻詰まりになるんですか?」

と聞くと、

「再発なんで、そうですね。」と言われ、大人なのに泣く寸前でした…。

こんなことでまたあの苦しい日々が始まるなんて!

もう、顔の形も変わって膿が溜まりずらい鼻腔になってるはずだし!

諦め切れず、別の耳鼻科へ行くと

「膿がかなり溜まってるので、「化膿止め」出しますね。

すぐに良くなりますよ。」とあっさり言われました。

「あの…私、子供の頃重度の蓄膿症だったんです…。

別の内科で蓄膿症の再発だと言われたんですが…。」と言うと

「え?あり得ないですよ。大丈夫、大丈夫。すぐ良くなりますから。」

とのお返事…。

さっそく帰って「化膿止め」を飲むと、

小学3年生の時と同じ、すぐに鼻水は止まってスッキリしました。

そして、ほんの2日程で治ってしまい、再発もしませんでした。

 

良かった〜( ;∀;)( ;∀;)

てか、あの内科の先生、何だったの?o(`ω´ )o

軽く言ってくれたけど、重度の蓄膿症の苦しみ分かって言ってんの?

いっつも鼻詰まりで苦しくて、物の匂いも味も分からなくて、

運動も苦しいからあんまり出来なくて、すぐ中耳炎になってしまう。

何もしてないのに黄緑色の鼻水が常時垂れてくるから、

見た目も最悪で、日常生活を普通に送ること自体

相当困難なものだというのに…。

 

もし、あの時「盲腸」になっていなかったら、

私は今でも重度の蓄膿症に苦しんでいたか、手術をしていたのかもしれません。

父の言葉の支えと、偶然の「盲腸」には、今でも感謝しています。