77歳一人暮らしの母の家の洗濯機が壊れました。
勝手に排水されてしまい、水がたまらなくなってしまったとのことです。
かれこれ20年は使っているので、致し方ないですね。
母は洗濯機には強いこだわりがあって、
今まで全自動洗濯機を使ったことがありません。
そう…
今まで実家はずっと二層式洗濯機だったのです(・・;)
かつての実家の洗面所はかなり狭くて、
全自動洗濯機を置くスペースは全くありませんでした。
なので、二層式洗濯機を使わざるを得ない状況だったので仕方ありません。
しかし、20年くらい前に実家を建て替えた時、
一般的な分譲マンションの4倍くらいの広さの洗面所にしたのです。
なのに、なのに…
だだっ広い洗面所だというのに
なぜか、そこにこだわりの二層式洗濯機がチンマリ置かれていて、
18年くらい前に洗濯機を買い替えた際にも
あえての二層式洗濯機を選んだのです…(ー ー;)
なぜ母がそこまで二層式洗濯機にこだわるのか?
まず、田舎育ちの母の家に洗濯機なる物が登場したのが
高校生の頃だったというので、
それまでタライと洗濯板しか知らなかった母にとって
二層式洗濯機でも十分ハイテクで
それ以上の機能はいらないと思い込んでいた、
ということがあるでしょう。
そして、母曰く
「洗濯物を分け洗いするのに、いちいち水を全部捨ててたらもったいないから。」
だそうです…。
まず、白物の服を洗い、次に色物の服を洗う。
その次に下着を洗い、最後に雑巾を洗う。
これを同じ洗濯水でやるためには
全自動洗濯機では1回1回排水されてもったいないと…。
いやいやいや。
今、1人で住んでてナンボ洗濯物あるって。
そんなに分け洗いする必要ありますかって。
今の服はほとんど色落ちしないから
白物と分けなくてもいいし、
下着と服、一緒に洗ったらそんなにダメですか?
さらに雑巾て…。
1人でナンボ雑巾…(-_-;)
しかも、母の洗濯機は「半自動」という、半端な機能になっていて、
洗い→すすぎまで自動でやってくれて、
最後の脱水だけを自分で脱水槽に移して行うタイプなのです。
じゃあ、もうすでに同じ洗濯水で分け洗い出来てないじゃん…。
二層式洗濯機の不便なところとして一番気になるのが、
洗濯槽と脱水槽の容量がイコールじゃないところです。
脱水槽の方が小さいので、満タンに洗濯すると
脱水を2回に分けなければいけないのです。
しかも、全自動洗濯機より洗濯物の絡まりが激しくて
全て中尾彬のマフラー状態…。
それをいちいちほぐして2回脱水って…。
私は実家を出た20年以上前から全自動洗濯機しか使ったことがありません。
それが、産後実家に1週間帰った時に
この二層式洗濯機を使う羽目になり、本当に面倒でした。
何がそんなに良くてこだわってんだか、
まず冷たい水に手を入れなきゃいけない苦痛。
脱水を2回に分ける面倒さ。
何で全自動洗濯機を使わないんだか、
全く意味不明で、早く自分の家に帰りたかったです(-_-)
今回、母から洗濯機が壊れたと聞いた時、
「また二層式洗濯機か…。」と思いました。
しかし、77歳でパーキンソン病で脊椎管狭窄症の母。
あと何年自分で洗濯出来るのでしょう。
今後、私が母の家に出向いて洗濯することも出てくるでしょう。
その時に二層式洗濯機…。
いや、いいけど…。
母に
「やっぱりまた二層式かい?」と聞くと
意外や意外!
「いや〜実はお姉ちゃんと妹達(84歳、82歳、76歳)から
アンタまだ二層式洗濯機使ってんの?
全自動便利だよって言われてさ…。
全自動にしようかと思って…。」と言って来たのです!
いや〜助かった!
叔母さん達ありがとう!
そうだよ、そうだよ。
時代はと〜っくに全自動なの!
そこで、母を連れて近所の大型家電店に洗濯機を買いに行きました。
私もウチの洗濯機を買い替えた10年前から
洗濯機売り場をろくに見たこと無かったのですが、
以前、「これからはドラム式!」と盛んにうたってたのが、
今は縦型洗濯機が主流なんですね。
あと、かつては小型洗濯機は4.2キロ洗いが主流だったんですが、
今はほとんど作っていなくて、
最低でも4.5キロ洗いからで、
ほぼ5キロ洗い以上になっている様です。
色々変わるものですね。
さて、母はどんな大きさの洗濯機を選ぶのでしょうか。
妹の叔母は1人でも、布団やカーテンを洗うからと10キロ洗いを使ってるとか…。
でも、母にはさすがに大き過ぎじゃないかな?
そう思っていると母が、
「今の洗濯機の下の洗濯機パンが
50センチ×80センチだから、そこに収まるサイズがいい。」と言い出しました。
いや〜そうなるとかなり限定されるけど…。
てか、洗濯機パンいる?
ウチはマンションでも使ったことありませんよ。
母は一軒家だから万が一水漏れしても
階下への影響って無いし、まず水漏れなんてほとんどしないでしょうよ。
売り場の人に聞いても、今はあまり洗濯機パンは使わないとのこと。
ですよねぇ。
しかし母は、長年置いてある洗濯機パンの跡が床に残ってるんじゃないかと。
それを直すのは嫌だと。
も〜(´Д` )
誰が母の家の洗面所まで来るってー。
誰も見ないんだから、跡がついたままでもいいんじゃないの?
と、思いますが、
そこは頑固ですよ。
じゃあ、その二層式洗濯機に合わせたサイズの洗濯機パンに入る
全自動洗濯機にするしかないね?
そうだね?
そして、さらに母はフタに窓がついてて覗けるタイプがいいと…。
いや、もう覗かなくてもちゃんと洗ってくれるからいいの〜。
途中でフタ開けたいとか、分かるけど
基本、”全自動”だから母さんは何もしなくていいの〜!
奥行50センチの全自動洗濯機となると
4.5キロか5キロ、5.5キロの3種類しかありませんでした。
一番大きな5.5キロは、スイッチの表記が全て英語なので辞め。
残る2種類は
同じメーカーの同型種のサイズ違いですが、
価格が10,000円以上違ったため、
一番小さな4.5キロの洗濯機にしました。
ちゃんとフタに窓ついてましたよ(‘ω’)/
あ〜良かった!
多分、これが最後の母の洗濯機になると思いますが、
77歳にして、やっと全自動洗濯機デビューですよ。
ちなみに、二層式洗濯機は根強い人気があるそうで、
店頭でも6.5キロと12キロの2タイプを展示していました。
しかし、母の使っている「半自動」タイプはもう無くて、
洗い→脱水→すすぎ→脱水の面倒すぎるタイプのみ。
作っているメーカーも日立のみ。
これでまだ「半自動」タイプがあったら、
母はまた二層式洗濯機を買っていたと思われるので、
無くなってて本当に良かったです。
やっと母が全自動洗濯機デビューしてくれたことは嬉しいのですが、
「なにやらボタンがいっぱいあってよく分かんないよ。
ちゃんと使えるかね。」と心配な様子…。
…これから使い方のレクチャーが必要なのか…。
だ・か・ら
もっと若いうちから慣れときゃいいのに…。
明日洗濯機が届いたら、また実家に行って
一緒に使ってみて教えましょうか…。
いや、まだ1人だから洗うほど洗濯物たまってないのか…(⌒-⌒; )
↑今の母の洗濯機はこんなタイプの二層式洗濯機です。
↑今度は奥行50センチのコンパクトな全自動洗濯機に買い替えました。