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だいすけおにいさんの歌う「あたしおかあさんだから」の歌詞が大炎上!どうしてそこまで批判されてしまったのか、母親の立場で考えてみました。

NHK「おかあさんといっしょ」で

「うたのおにいさん」を務めていた

横山だいすけさんが歌う新曲

「あたしおかあさんだから」の歌詞が

インターネット上で大炎上しているそうですね(・_・;

 

その歌詞とは、絵本作家の「のぶみ」さんという

39歳の男性が書かれたもので

「一人ぐらししてたの

おかあさんになるまえ

ヒールはいて  ネイルして

立派に働けるって  強がってた

今は爪切るわ  子供と遊ぶため

走れる服着るの  パートいくから

あたし  おかあさんだから

あたし  おかあさんだから

眠いまま朝5時に起きるの

あたし  おかあさんだから

大好きなおかずあげるの

あたし  おかあさんだから

新幹線の名前覚えるの

あたし  おかあさんだから

あたしよりあなたのことばかり…」

と、母親になった女性が

子供のために色々我慢したり、

辞めたりしているという内容で、

さらに「テレビも子供に譲る」とか

「苦手な料理頑張る」とか

一生懸命母親として頑張っている、といった内容の歌詞が続き、

最後は

「あたし  おかあさんになれてよかった

だって  あなたに会えたから 」という終わり方です。

 

…………

炎上してしまった理由、分かる気がします(。-_-。)

まず、歌詞を書いたのが

実際に母親である女性ではないということ。

コレ、かなり批判されてしまう部分ではないでしょうか?

 

まず、出だしの

「立派に働けるって強がってた」という部分、

個人的には一番アウトでした(~_~;)

この歌詞には「どうせ頑張ったって、たかがしれてるくせに、

出来るつもりで頑張っちゃってたんだね〜。」という様な

純粋に仕事を頑張る、若い女性を小馬鹿にしたニュアンスが感じられます。

また「パートいくから」ってのも…

「おかあさん」=「主婦」=「パート」という安易な決めつけに、

やはり女性を小馬鹿にしている様なニュアンスが感じられ

すごく嫌な感じがしました。

 

最初、この歌詞を書いた「のぶみ」さんって男か女か分からなかったんですが、

これ、女性ならこんな書き方するでしょうか?

自虐的に?

いや、女性にしてもかなりのキャリアウーマンかなんかで

一般職やパート勤務の女性をバカにしてる?

と思い、調べてみて

「のぶみ」さんが男性と分かり、妙に納得でしたʕ⁎̯͡⁎ʔ༄

男性にこんな言い方されてしまうと…

やーっぱり女をバカにしてんだな…と思ってしまいますよ…。

 

あと、2人の年子の世話に追われまくった母親である私からすると、

確かに「あたしおかあさんだから」

自分は我慢ばっかりして

子供に合わせて譲ることばかりだったのも事実でした。

「自分も相当ワガママだと思ってたけど、

その上をいく者がいたとは恐れ入ったぜ…(^^;」という心境に

何度も何度もなったものです。

「もう嫌だ〜(ノД`)」と思ったことだって数え切れないくらいあります。

でも、それでも母親になったんだから

「子供を育てる責任がある」と思い、今でも必死に頑張っているのです。

 

この歌の歌詞は、

こういった母親になった女性の本音の部分に触れたつもりだったのでしょうけど

いかんせん、作詞したのは「おかあさん」未経験の男性。

共感を得るどころか

男はやっぱり女にそういった役割を強要してんだ、と

受け取られてしまったのでしょうね。

それに、実際に子育てしてる母親としては

そこまで「あたしおかあさんだから」って

しつこくしつこく言われたくないと思いますよ。

だって、分かって頑張ってるんだから、

それをもっとやれって言うの?的なプレッシャー感…。

「あたしおかあさんだから」っていうのは

同じ立場の母親が言うなら共感を得られても、

男性から言われると

「おまえおかあさんなんだから」ってことなんでしょ?

と受け取られてしまっても仕方がないでしょうね…。

 

歌詞の最後の

「あたしおかあさんになれてよかった

だってあなたに会えたから」は

まさにその通りだと思いますが、

前フリが、男性目線というか、

母親であることの強要というか…。

もう、みんなおかあさん達は一生懸命やってるんですよ。

みんな「私」なんてものはどこかに追いやって

毎日毎日「おかあさん」してるんです。

それもこれも、みんな自分で産んだ子供への

親としての責任感と愛情からなんです。

 

私が最初に長女を出産したのは27歳の時でした。

母親としての自覚なんて全く無い私に

周りは「はい、おかあさん!」とか、

「ちょっとおかあさん、いいですか?」とか、…。

違和感すごかったです(-_-;)

昨日まで「〇〇さん」って苗字呼びされてたのが

突然「おかあさん」って…。

確かに、私は今日赤ちゃんを産んだから

母親で「おかあさん」なんだけど

だからって一斉にみんなで「おかあさん」って呼ぶ?

私にとって「おかあさん」というフレーズは

自分の母親か、夫の母親に向けられるものであって、

自分が「おかあさん」と呼ばれることに慣れるまで

しばらくかかったのを覚えています(・・;)

 

「おかあさん」という呼び方は、

会社で言えば「部長」とか「係長」みたいなもんです。

だから「おかあさん」と呼ばれると、

嬉しい反面、責任感も感じるのです。

しかも、会社と違って「おかあさん」は24時間「おかあさん」なんです。

素の自分である「〇〇さん」は、もういないくらいの扱いで。

これは、結構なプレッシャーなんで、

わざわざ歌にして連呼されたら、やっぱり嬉しくないかな〜。

 

だって、会社で「部長」として頑張ってる人が、

「部長」未経験の人に

「部長になる前は自分のことしか考えてなかった俺だけど、

今は「部長」だから好きなこともやらずに我慢して頑張ってて、

でも、やっぱり社員のみんなに会えたから「部長」になれて良かった」

なんて歌詞書かれて

「おれ、ぶちょうだから」という歌で連呼されたら嬉しいですか?

「お前に部長職の何が分かるんじゃい!」と

ちょっと反発心持たれるんじゃないかな…(・・;)

 

また、今回は

「うたのおにいさん」という

母親にしてみたら、毎日子供とテレビで観ていた

どちらかというと「私達の味方よね」的な立場の

だいすけおにいさんが歌ってしまったのもまた

反感を買ってしまった理由の一つだと思います。

 

味方だと思ってた、だいすけおにいさんが

「あたしおかあさんだから」って、

暗に「おまえおかあさんなんだから」というプレッシャーを

私に何度も何度もかけてくる:(;゙゚’ω゚’):

ひ、ひ、ひどいーーーー!!

こんなの、だいすけおにいさんが言うセリフじゃない!!

ちょっと作詞した「のぶみ」って誰なのよーーー!!

ちょいと「のぶみ」さん!!

だいすけおにいさんにこんな歌詞提供してんじゃないわよ!!

→大炎上ψ(`∇´)ψ

みたいな…ね…(⌒-⌒; )

 

自分では良かれと思って

何かを世の中に向けて発信しても、

色々な価値観の人がいるので、

誰かを不快にしてしまうこともあるということなんですね。

今回の「あたしおかあさんだから」騒動も

作詞した「のぶみ」さんは

「おかあさんに向けての応援歌」のつもりだったと謝罪されています。

 

自分では応援したつもりだったのに

相手にとってはプレッシャーにしか感じられなかった…。

これって、本当によくあることだと思います。

応援する側は、本当に善意で頑張ってほしいと思って言ってるのですが、

言われた方は、すでに頑張っている真っ最中で

「これ以上どうすれってーの!?」となってしまう…。

今回も、これだけ大炎上してしまったのは

「おかあさん」業を必死に頑張っている真っ最中の女性が

いかに多かったかということでしょう。

 

私も、子育ての一番手のかかる時期は過ぎましたが、

それでも子育ては形を変えながら、ますます難しい気がしたり、

子供の将来を考えて、未だに夫と共に悩み苦しむこともたくさんあります。

子供が産まれてからの16年間以上、

毎日休まず、ずっとずっと頑張って来たし、

これからだってまだまだ頑張らなきゃいけないと思っています。

だから、今は「頑張って!」と応援してもらうよりも、

ただ、「頑張ってるね」と共感してもらいたいかな…。

 

男性は、この“ただ共感する”ということが

ことのほか苦手の様に感じます。

頑張ったり、悩んでいる相手に、

さらにハッパをかけたり、何か提案してみたり、

具体的に物事を動かそうとしてしまうというか…。

でも、頑張ったり悩んだりしてる人は

ただ共感してもらいたいものなんだと思うんですね。

「大変だね」「いつも頑張ってるね」「今は辛い時期だね」…

それだけでいいんです。

「のぶみ」さんも、「だいすけおにいさん」も

世の中の頑張ってる「おかあさん」達に

積極的な応援歌や、具体的な内容の歌じゃなく、

ただただ共感してあげる歌を作って歌ってあげてほしいな…

 

そんなことを思った、今回の大炎上事件でした(´-`).。oO